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近況と決意表明
妻を亡くし、3週間がたちました。

もう3週間もたったのか、という感覚と
まだ3週間しかたっていないのか、という感覚が混ざっています。

あまりにも悲しく、ショックな出来事にくわえて
俺は普段あまり信心深いとは言えないほうなので、日常ではお目にかからないきわめて特殊な儀式と
多くの事務処理で忙殺されて過ごしてきました。

忙しさと疲れの中でため息とともに、悲しみもストレスも飲み込んで、一息つくころには先に進める。
誰が定めたかなんてわからないですが、葬式っていうのはよくできたシステムだと思います。

俺のことを知っている皆様。
ご心配おかけしています。

おかげさまで、どうにか、少しずつ元の暮らしを取り戻そうとしています。

とはいえ、葬式のシステムがすぐれているかどうかなんて
もう30年くらい、知らないままでいたかったなぁ。というのが本音です。
どうしてうちの奥さんだけ、という思いは消えませんね。やっぱり。。。

四十九日まであとひと月ありますが

事務処理は半分くらい終わりました。

仕事には復帰してます。

遺品の整理は9割終わりました。

うわあ!かぞくがしんでしまったー!
というショック・パニックはもう抜けたと思います。

しかし、孤独感というか、淋しさというか。
これまで当たり前のように共に過ごしてきた人に、もう触れることができない。もう声を聴くことができない。
という感覚が、だんだん強くなってきています。
ここ10年ほど、何をするにも二人で過ごしていたので
自分が半分無くなってしまったような感覚です。

銀英伝のラインハルトもそんなこと言ってましたね。

楽しかった思い出、たくさんあるはずなのに、今あんまり出てきません。
どんな場所へ行って遊んだっけ。
彼女はどんな声で、いつも何を話したっけ。
そういったことが、少しずつ、俺の記憶から霞んで消えていってしまうようで
悲しいような、怖いような気持ちになります。

それなのに、最後に自宅で倒れた瞬間のことや、息を引き取った瞬間のことはやけに覚えていて、夢に見たりするんです。

亡くなった直後と比べれば頻度は落ちましたけど、まだ涙も出ますし、ため息も出ます。


彼女の後を追おう、なんて微塵も思いません。
買ったまま、やってないゲームがたくさんあるので。 →リスト
けど。
そうやって命を絶っちゃう人も現実にはいますね。
そういう人が、どうしてそんなことをしてしまうのかを
少しだけ理解できるようにも思えます。
恐ろしいことですが。

世の中って、こんなにつまらなかったっけ?
ふと気が付くと、そう考えている自分がいます。
俺たちの身の回りは、驚くほど何も変わっていない。
変わったのは、彼女と俺だけか…?
春になって、あったかくなったのに、まわりが灰色に見える。

ここ3週間、そんな風に思いながら、過ごしていました。


これじゃダメですよね。

このままため息をつくだけの毎日を過ごしていては、ダメだと思い始めています。

彼女は旅立ってしまいましたが、幸か不幸か、俺はこの世に残ることになりました。
死のうとは思いませんので、まああと40年か50年か、生きるのでしょう。

余生(という言い方が正しいかわからないけど)を、ため息をついて、下を向いて、つまらなそうに過ごしたら
きっと彼女も悲しみます。
「私のせいでそんな人生を歩むことになっちゃって、ごめん」
なんて心配しちゃうかもしれません。

それに友人や、職場のみんなも、心配して駆けつけてくれました。
彼らが来てくれたということは
少なくとも、俺のことを少しくらいは必要と感じてくれているんだと思いますし、
復活してその思いに報いなければ、とも思います。


人は死んだらどうなるのか?
そんなこと、真剣に考えたことは、これまでの人生では、ありませんでした。

見えない魂になって、雲の上に行くのだろうか?
お墓にいるのだろうか?
その辺をさまよっているのだろうか?
生まれ変わって、もうどこかで誕生しているのだろうか?
それとも、完全に消滅して、抜け殻の焼けた骨が残るだけなんだろうか。

今までは、くだらねえ! って思ってました。
ただ、当事者になると、消滅してほしくないって思いますし
ひとが宗教にすがりたくなる気持ちも理解できるようになった。
自分が入信したいかといわれると、そうでもないけれど。


彼女にはまだ、やりたいことがたくさんあったと思います。

その思いを受け継ぐって言ったら変かもしれないですけど
俺が彼女の分まで生き、多くのものを見て、多くのものに触れ
彼女がしたかったこと、見たかったものを、一つでも多く楽しんで
精一杯生きなければ、と思っています。

俺の目を通じて、彼女にも多くのものを見てもらいたい。
俺が手で触れたものを、彼女も同じように触れて感じていてもらいたい。
死んでしまった人が、実際のところどう感じるかなんて知りようがないのだけど。
単なる願望かもしれないけれど。

彼女が生きていたら、きっと「楽しんでおいで」って、言っただろうな。
「私のことはいいから」なんて、いつも言ってた。

よくないよ。
俺は、一緒にいられることが、何よりうれしかったし
一緒に過ごした時間は、すっごく楽しかった。

同じ時間を過ごせたことを、うれしく思う。
願わくばこれからも、一緒に歩んでいきたいと思う。

言葉を交わしたり、触れたりすることはもうできないけれど
これからは俺の目で、俺の手で
いっしょに、楽しんでいきたいと思う。

彼女の分まで? それとも、“彼女の思いと共に”……でしょうか。
楽しい人生を送りたいと思います。
人生を、楽しんでいきたいと思います。

彼女と出会う前は、いいことなんかぜんぜんなくて、つらいことばっかりで
世の中のすべてがクソだと思えた。
彼女と一緒に過ごすようになって、そうじゃないって気づかされた。
いっしょに過ごせば、世界はこんなにも楽しいんだって、教えてくれた。
そんな彼女は、先にいってしまった。
じゃあ、また、この世はクソになるのだろうか?
それは違うと思う。
「違うよ」って、彼女に言われてるように思う。


彼女がいなくなってしまったこの世界で
楽しい思い出、笑顔の記憶、脳汁出るようなテンションあがるイベントを
たくさん経験して、記憶を上書きしていこう。

もちろん、彼女を忘れ去りたいわけじゃない。

けど、死んだ瞬間のことばかりを何度も思い出して、そのたびに泣いて、ため息をついて
それだけで日々を過ごしていては、彼女が悲しむと思うので。。。

こんなに悲しい思いをしたのだから
これ以上、彼女を悲しませることはない。

何十年かしたらまた会える。
そう考えれば、気も楽だ。
その時に話すネタを、たくさん仕込んで行ってあげないとね。

---

忙しいのに、俺と一緒に遊んでくれてる友達のみんな。

会ってくれて、話してくれて、本当にありがとう。
ネットで構ってくれてるみんなも、ありがとう。
みんながいてくれなかったら心を保てていなかったかもしれない。

相変わらずゲームばっかりやってるけど
これからもよろしくね。
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2011/05/03 (火) | | #[ 編集]
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2011/05/05 (木) | | #[ 編集]
Re: No title
>Keymathさま

暖かいコメントありがとうございます。
迷惑なんてとんでもないです。
ここは時々しか更新してないですがぜひお越しください。

こちらのブログをご覧になってお分かりと思いますが、私の本質は酷いオタクで
ゲームセンターのゲーム機を自宅に置きたくてマンションを買うような奴です。
少しだけ弁護すると、テレビゲームを作る仕事をしてます。
まあ彼女をそれに巻き込んだ形になりますが、楽しんで巻き込まれてくれたのはうれしかったですね。
普通結婚したら、新郎はこういう趣味は自重するもんだと思いますけどしませんでした。
そういう意味でも貴重な人を亡くしました。。。
2011/05/06 (金) | URL | 管理人 #-[ 編集]
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